ラトルズ臨時ニュース

[2011.03.30] 弊クラブウェブサイトをご覧の全ての方々へ

東北地方を中心に未曾有の被害をもたらした大震災から約3週間が経ちました。
今なお避難所での辛い不自由な生活を余儀なくされている方々、
深い悲しみに暮れながら生活されている方々に対しまして、
改めて心よりお見舞い申し上げます。

震災以降、個人としてもクラブとしても、何か被災地の方々のお役に立てる
事ができないかと考えながらも、結局何一つとして行動に移すことができず、
ただただ自分達の無力さを痛感しているところです。

そんな中、信頼できる仲間であります関東リーグ2部横浜猛蹴の山本様より
以下のようなご連絡を頂きました。

(上略)
さっそくですが、今日はお願いがあってメールしました。
私の友人に相原ユタカというサッカー選手がいます。

先天性左手首欠損(左手首から先がありません)というハンディキャップを
もちながら、タイ・バングラデシュ・ウガンダ、モンゴルとプロサッカー選手
として渡り歩き、現在はタイにて『ユタカフットボールアカデミー』を開設。
在タイ日本人の子どもたちやタイのマハメック孤児院、マハメック聾学校にて
サッカーの指導をしています。

**********相原ユタカ***************

1979年6月21日
神奈川県生まれ

【経歴】
相洋高校→大清水クラブ→VERDRERO港北(神奈川県リーグ)→
Tabacco FC(タイリーグ)→Dipali Jubo Shangha FC(バングラデシュリーグ)
→Masaka LC FC(ウガンダリーグ)→Mazaala FC(モンゴルリーグ)

相原ユタカブログ「タイカレーしか食べれません」↓
http://www.yutaka-fa.com/

中田英寿さんのサイトで紹介されました↓
http://nakata.net/jp/football/football00006.htm

サッカーナビでのコラム↓
http://football-navi.com/?cat=45

******************************

彼がいま一時帰国の間(3/25〜4/20)、「被災した人たちのために何かできないか」
と活動中です。

なんのツテもなく一人海外に挑戦しにいったように、各地にツテが
あるわけでもないしサッカー協会の後ろ盾があるわけでもありません。
ですがとにかく何か自分にできることがしたい、と実際にすでに大宮市の
避難所となっている場所にも足を運んだそうです。

ハンディを抱えながら海外で戦っている、その姿勢や強さはみなさんにも、
子どもたちにもこんなときだからこそ知ってほしいと思いました。
サッカー人としても、人としても、本当に尊敬できる人です。

以下今回の帰国で相原さんがしている活動です。

【避難所で過ごす子どもへの活動】
日時:2011年4月19日までのいつでも
場所:避難所どこでも
料金:無料
人数:1人でも子どもがいるなら伺います
活動内容:避難所で過ごす子どもを対象にしたサッカー教室

【既存のサッカーチームへの活動】
日時:2011年4月19日までのいつでも
場所:日本のどこでも
料金:設定なし(1円〜いくらでも)
   (チーム参加費・または個人参加料というかたちで義援金をいただいて、
    それを被災地に金銭または物品にして届けます)
※ 義援金をいただいた場合は、私も責任もってその金額・用途を報告いたします。
人数:1人〜何名でも
活動内容:普段はそれぞれのクラブチームで活動する大人・または子どもたちを
     対象にした特別サッカー教室。講義など。なんでもやります。

私の言葉では詳細等伝わりきらないところも多々あります。
彼のブログを読んでいただければ彼の気持ちが伝わるかと思います。

http://www.yutaka-fa.com/?p=3041

もし少しでも興味をもっていただいたなら相原本人に伝えますので、
お手数ですがご連絡ください。
お知り合いのチームにももしよろしければ広めていただけると嬉しいです。
合わせてご賛同いただけるクラブチーム・または避難所の情報がありましたら
ご連絡いただけると幸いです。
(下略)

ハンディキャップを持ちながらも強い意志でチャレンジし続ける相原さん、
随分過去ですが偶然にも私が彼と同じピッチでプレーをしたご縁もあり、
何とかして彼の思いを被災地の方々に届けたいと思い、今回相原さんと
直接コンタクトを取らせて頂き、ご協力させて頂く旨をお伝えしました。

そこでこの記事をご覧になっている全ての方々へ狭山ラトルズSCからのお願いです。

狭山市内へ避難された被災者の皆様へ 県内全てのクラブチーム関係者の皆様へ

1、狭山市でも地震により住宅を喪失した方や原発事故による避難者に対し、
 支援策として約100世帯の避難者の受け入れを開始しました。

 愛する故郷にいつ戻れるかも分からない不安、慣れない環境に対する戸惑い
 を少しでも和らげて頂く為に、狭山市内へ避難された方々のお子様を対象
 とした相原さんによるサッカー教室の開催を全面的に支援させて頂きたい
 と思います。

 ただ弊クラブは正規のボランティア団体ではない為、市が斡旋した
 民間住宅へそれぞれ入居される避難者の方とコンタクトを取ることが
 非常に困難な状況です。

 つきましてはそういったパイプをお持ちの方や避難者の方々との交流を
 お持ちの方がいらっしゃいましたら、是非ご連絡頂くか、避難者の方へ
 私達の存在とこのような企画を考えている旨をお伝えして頂きたいと思います。
 
 そして避難者の方々へ、この記事をご覧になりましたらご家族でご相談頂き
 まして、もしご迷惑でなければ是非私どもの方へご連絡下さい。
 日程、会場等はできるだけ皆様のご希望に沿うよう参加を希望される方の
 ご意見を伺ってから設定させて頂きたいと思います。
 また、参加を希望されるお子様の年齢、性別、サッカー経験等は問いません。

 先程も申し上げました通りこのようなボランティア活動等の経験が乏しく、
 もしかしたらスムーズな進行ができないかもしれませんが、皆様に少しでも
 早く狭山市での暮らしに馴染んで頂けるよう、僅かでも笑顔を取り戻して
 頂けるよう、微力ながらお手伝いさせて頂ければ幸いです。

2、埼玉県内のクラブチーム(全年代)の関係者の皆様の中で、相原さんによる
 チャリティサッカー教室にご協力して頂ける方、またご興味をお持ちの
 方がいらっしゃいましたら、是非ともご連絡ください。
 私の方から相原さんをご紹介し、もしお手伝いできることがあれば
 弊クラブも全面的にご協力させて頂きたいと思います。

被災者の方々が少しでも早く笑顔を取り戻せることを願い、微力ながら
お手伝いさせて頂きたいと思っております。
皆様、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

  狭山ラトルズサッカークラブの連絡先はこちらです。
  sayama_rattles@ybb.ne.jp


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