超趣味的蹴球観戦記 Vol.4 [2005.11.03] ― 2005 L・リーグ2部 第21節 ASエルフェン狭山FC VS ジェフユナイテッド市原・千葉レディース ― 狭山で一番有名なサッカーチームといえばどこでしょう。 ルミノッソ狭山? 関東近辺では圧倒的に有名ですね。少なくとも埼玉県リーグに所属していて上を目指している人間にとっては神のような存在です。 ただ全国的な知名度で考えると… そう!ASエルフェン狭山です!! …たぶん。アンケートとった訳じゃないけど。 なんたってL2、男子でいえばJ2ですよ!J2! 地元狭山のチームながらL・リーグも日曜開催の為、これまで観戦する機会がなかったんですが、 この試合は祝日木曜日にホーム狭山での開催、しかもリーグ最終戦! これを逃したら次はいつ観戦できるか分かりません、ってことで今回はASエルフェン狭山FCの観戦記。
もう一つが「選手がいない」。中には外国人助っ人を連れてくるチームもあるようですが、エルフェンは上に挙げた資金力のあるチームのような補強はできません。当然地元の選手を自前で育てることになるのですが、女子サッカーも以前に比べればメジャーになってきたとは言え、まだまだ競技人口はそれほど多くはありません。怪我人が続出して13人で遠征に行ったこともあるそうです。学業も仕事もあるだろうし、厳しいですよね。 もしこれを読んでて興味の湧いた方がいらっしゃいましたら是非エルフェンへ!
いいなと思ったのが音楽。アップ中大音響でスマップやら何チャラ(最近の曲よく分かんね)を流すんですが、すごくいい雰囲気。観てる方も自然と体が動いてしまいました。そしてお決まりのFIFA ANTHEMで選手入場。今度県リーグでやろうかな。 そしていよいよ試合開始。ジェフサポ、エルフェンサポともに手拍子とコールに加え太鼓を使って応援。盛り上がってます。 序盤はジェフペース。コンパクトなラインを保って中盤の厳しいプレスでボールを奪いエルフェン陣内へ押し込みます。ジェフの攻撃の中心は10番の水野選手。173cm、68kgと男子顔負けのガッチリとした体型を武器に前線でポスト。技術もしっかりしていて、DFを背負っていれば体格を活かしたスクリーンでキープしてシンプルに味方を使い、マークが緩ければ前を向いてゴールへ向かってアクションを起こす、エルフェンにとっては厄介な選手です。 対するエルフェンの攻撃を組み立てるのは、ピッチ上22人の中でもズバ抜けた技術を持つ7番佐藤(舞)選手。中盤のあらゆるところに顔を出し味方にボールを捌きます。しかしチーム全体が押し込まれている為、トップ下を務める佐藤(舞)選手のポジションも自然と低くなってしまいFWが孤立。相手の基点が低い為にジェフの選手も躊躇なくチャレンジ、劣勢の時間が続きます。 完全にペースを握られながらも、よく声の出るGK早田選手を中心とした粘り強い守備で持ちこたえると徐々にペースを取り戻します。攻め疲れたジェフの中盤が間延びし始めるとエルフェンの中盤の選手達も高い位置にボールを運べるようになり、2人のFWに佐藤(舞)選手が絡んでシュートまで持ち込むなど序盤には見られなかったプレーが出始めます。ジェフも10番水野選手のポストを基点に右サイドから何度かチャンスを作りますが、周囲のサポートが遅く決定機は作れず、全く互角の展開のまま0-0で前半終了。
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